Football道

オランダでフィジオを目指す学生の、見て、知って、感じて、思ったこと。

留学行ったら視野が広がる。それ意味あるん?活かせるん?

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 留学した人がよく言う、

「留学したら視野広がるよ。」

「留学して考え方とか価値観変わるで。」

みたいなやつがあると思うんですが、

 

そう言う留学生に対して皆さん一度は思ったことがあると思うんです、

「視野が広がったか価値観変わったか知らんけど、それをあんたは日本社会でどう活かすんでっか?」

と。

 

実際、その意見は間違ってないと思うんです。

留学帰りの人の中には留学先の文化や価値観が良いと思って、そのまま日本社会にそのまあ当てはめようとする人は実際いますし、それはもちろん反発を受けるわけです。

自分も気をつけないとそういう言動を取る可能性はあると思う。うん。

 

だからこそ、今から留学する人は、

  • 留学して視野が広がるっていうのはどういうことなのか。
  • 広がった視野はどうやったら活かせるのか。

ということを留学中に考えるべきだと思うんです。

 

ということで今回は、

これから留学する人に向けて、留学行って広げた視野を活かすためには。という話をしていこうと思います。

 

 

 

  

 

視野が広がるとは一体何なん?

「視野が広がった。」の意味している学びは留学によって色々あるとは思うんですが、一概にまとめて言えば、

「何かについて“自分が知らなかったという事実”に気づく。」

ということだと思ってます。

 

注意して欲しいのが、

“知らないこと“を知ったのではなく”知らなかったという事実”に気づいたということです。

 

知らないことに気づけること(オランダの主食って何?など。)は留学に行かなくてもネットを使えば調べられるんです、

ただ、知らないことすら気づいてないことはGoogleの検索欄に打つことすらできない訳で、つまり、“自分が何を知らないのか”はネットでは調べられないのです。

 

海外に行くと大体の国で何かしら文化や価値観の違いに強制的に直面します。

(ちなみに、日本の文化はガラパゴスな国の発展のおかげで変態級の仕上がりになっていると自分は思っているので、山ほどの違いに巡り会えます。)

そうやって、強制的に違いを突きつけられて、初めて“知らなかったという事実“に気づけるという話です。

 

つまり、今まで知らなかったことすら気づかなかったけど、海外に行って知らなかったことに気づけた。というのが「視野が広がった」ということだと思います。

 

 

視野が広がっただけなのか、広がった視野を活かせるのか。

ここからが、自分が一番言いたいことです。

留学に行って視野が広がったことで、日本の文化や価値観を客観的に見るきっかけになります。

そして、海外のこの価値観の方が良くて、日本の価値観のデメリットがあると思う部分も多々ある訳ですが、

 

そこで生まれるのが、

「その海外の価値観の方がいいかも知れないけど、本当にそのままブチ込んでいいの?」っていう話です。

その海外の価値観、表面だけ見て知ったかしてない?ってことですね。

 

 

海外の文化・価値観をどれだけ理解できているのかっていう深さには3段階あると思っています。

 

文化・価値観の理解度  presented by tanaka

・段階1

「その文化・価値観のメリットを知っていて、逆に日本のそれのデメリットも言える。」

 

・段階2

「その文化・価値観のメリットとデメリットを知っていて、逆に日本のそれのメリットとデメリットも言える。」

 

・段階3

「その文化・価値観がどういう経緯で生まれたのか、日本のそれも言える。」

 

というのです。

 

段階1は、

「ドイツとかオランダでは残業がほとんどない、日本は残業も多くてそのクセGDPも低いんだからダメなんだよね。」

ってやつですね。(自分もこの手のツイートしがち。笑)

これは、明らかにうっとしいですね。言うまでもなく。気をつけよ。

 

段階2は、

「海外では残業が少なくてGDPが高い。その分、人件費は日本より高くて廃業率も2倍ぐらいある。けど、日本みたいに長時間労働で低GDPよりかはいいよね。」

ぐらいですね。

これぐらいになると、「やー、倒産されるぐらいなら働くわ。」ぐらいの議論になりますよね。

 

ただ、そいう背景で残業廃止してる企業もありますが、うまく機能しないことはよくあると思います。

というのも、メリット・デメリットっていうのはあくまでも表面的に見えてるもので、その下で潜在的に働いているものっていうのはまだ気づけてないと思うんです。

 

「日本の社会人は仕事を断らないからマルチタスクになりがちで生産性が落ちていて、それに長時間労働しないと低評価に繋がる雰囲気が根強いから、従業員としても生産性への関心は低い。

一方、ドイツ・オランダは家族を大切にする文化が強いから、残業なしじゃないと志願者が落ちる。その分、仕事の生産性についてはかなり取り組んできた背景があって、企業マネジメントの研究も多い。」

 

という風に、その文化・価値観がその国にある理由がある訳です。

そういう背景を見ずに、メリット・デメリットだけで取り入れるから、

「あれ?残業無くしたらシンプルに生産性落ちたぞ?なぜや。」みたいなことが起こる訳です。

 

 

まとめ。

という風にこれまで語って参りましたが、

最後に、自分の言いたかったことをまとめますと、

 

「見て知ったことに、 “何でそうなるん?”ってどれだけ聞けるかが大事」

ってことです。

 

さっきの労働時間と生産性の話でも、自分の知っているのはここまでですけど、他にもっと関連していることはあると思うんです。

社会福祉の違いとかも関わってるだろうし、EUのおかげで生産性が高いっていうのもあるとは思うので。

 

ですけど、やっぱり最近は日本の昔ながらの文化が時代に合ってない部分も出てきてるし、

一方で、海外の今っぽい価値観が日本人に合わずに余計に日本人の首を絞めているような気もするので、

 

だからこそ、今、海外で学んで日本にその知識や経験を持って帰ってくる人は価値が高い分、責任も重大なのかなと思ったりしますね。